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知っておこう!悪魔と呼ばれるリボ払いの利息を簡単解説

クレジットカードのショッピングやキャッシングにリボ払いという支払い方法があるのは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

リボ払いをするとすごく損で、破産してしまうと思っている人も少なくありません。確かに使い方を誤ってしまうとリボ払いは大きな負担になってしまうことがあります。また、「リボ払い」とはいくつかある支払い方法の総称であり、契約しているカードによって厳密な支払い金額の計算方法は異なります。

 

今回は悪魔と呼ばれるリボ払いがどのようなもので、上手な使い方はないのかを解説していきます。

 

リボ払いはなぜ嫌われる?

買い物をするとき、少しでも安くしたいと思っている人はたくさんいます。クレジットカードでの決済でも、一括払いや2分割、ボーナス一括払いでは手数料がかかりませんので、利用した代金のみの支払いで済みます。

 

リボ払いとは利用金額にかかわらず、毎月一定の金額を返済していく返済方法です。

 

分割払いも3回以上に分けてしまうと利息が発生します。分割払いは1つの商品に対して設定するもので、分割の回数が少なければ少ないほど、金利も低く設定されているという特徴があります。

 

リボ払いが嫌われている原因としては、その高い利息負担が存在するためでしょう。カードによって設定されている金利はことなりますが、一般的な通常会員のカードの金利は15%前後となっています。これはカードローンでお金を借りたときと、それほど変わらない金利です。クレジットカードのショッピングをリボ払いにしている人は、お金を借りている状態と言っても過言ではありません。

 

一言にリボ払いと言っても、さまざまな返済方式があります。
  1. 元利定額リボルビング方式
  2. 元金定率リボルビング方式
  3. 元利定率リボルビング方式
  4. 元金定率リボルビング方式
  5. 残高スライドリボルビング方式

などがあります。

 

この解説で重要になるのが、「元利」、「元金」、「定額」、「定率」、「残高スライド」の5つです。基本的にはこの5つの文言の組み合わせによって、そのクレジットカードのリボ払いがどのようなものなのかがわかります。

 

元利と元金はセットの文言です。元利方式は毎月の返済額の中に利息が含まれているもの。元金方式は、決められた元金にその月払う利息をプラスして払う方法です。支払額としては元金方式のほうが多くなり、利用を開始した直後の負担は大きくなります。しかし早い段階で確実に元金を減らしていくことができるため、元利方式と比較すると総合的な利息負担は小さくなります。

 

元利方式では支払額が一定で負担が小さくなりますが、特に利用したばかりでは利息負担も大きくなり、支払額から利息を引いた分が元金に充当されますので、元金がなかなか減らないというデメリットがあります。

 

定額方式と定率方式は、支払う金額を決定する仕組みです。毎月1万円、などのように金額が指定されているのが定額方式、利用残高の何%なのか割合で決めているのが定率方式です。定率方式では返済を繰り返すことで残高が変化していきますので、毎月支払う金額が異なってきます。定額方式では支払う金額を把握することができるため、いくら負担があるのかわかりやすくなっています。

 

残高スライド方式とは、返済を続けて残高が減ったり、何か追加で利用をして残高が増えたとき、その残高によって支払う金額が変わってくるものです。残高スライド方式ではあらかじめ、10万円以下ではいくら、20万円以下ではいくら、のように金額によって支払う金額帯が決められています。

 

このようにリボ払いはそれほど複雑なものではなく、高額な買い物をしても毎月の負担を軽減して返済をしていくことができる支払い方法です。

 

少額の利用であればそれほど手数料が大きくなるわけではありませんが、残高が増えていってしまうと、毎月の利息負担だけでも大きな金額となってしまうことがあります。このことから「リボ払い」は恐いものと思っている人も多くいるのです。

 

もちろん一括払いで購入すれば利息負担がありません。しかし利用した直後に大きな負担が発生してしまいます。普段の生活に支障なく、大きな買い物をしたいと持っている人にとっては、リボ払いは便利なものなのです。

 

また、リボ払いで払っているものは一括払いに変更することはできません。ただし随時返済をすることによって、元金を早めに返済して負担を小さくすることもできます。

 

カード会社としてはリボ払いを利用してもらったほうが儲かりますので、リボ払いに登録するとポイントが貰えるなどのキャンペーンを行っていることがあります。リボ払いがどういうものなのかを理解していないと失敗してしまうことになりますので、さまざまなサイトで解説を読んだり、カード会社が用意している解説ページにも目を通しておくと良いでしょう。

 

リボ払いの返済シミュレーション

さて、リボ払いを選択したときの実際の負担はどのようになるのでしょうか。ここではいくつかの金額と金利、支払い方法によってどう変化していくのかを解説していきます。

 

50万円を金利15%で利用し、毎月の返済額を5万円とします。元利定額リボルビング方式では、この5万円の中に利息手数料が含まれています。初回の返済は5万円のうち、利息負担が50万円×0.15÷365×30日で、およそ6160円となります。元金に充当されるのは残りの43840円です。残高は45万6160円となります。

 

翌月は前月の残高45万6160円に対して利息負担が発生し、約5620円の負担となります。これを繰り返していくことにより元金はだんだんと減っていきますので、毎月の元金充当金も増えていきます。最終的には11回払いで完済することができます。

 

  1. 元金定額方式ではどうなのでしょうか。

    元金定額方式では利息をプラスして返済することになりますので、初回の返済額は5万6160円となります。負担は大きくなりますが、元金が5万円減少し、これを繰り返していくことによって10回払いで完済することができます。2回目の利息負担は約5550円ですので、2回目の段階ですでに少しずつ差が出始めています。

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  3. 同様に毎月10%ずつ返済していく元利定率方式の場合
  4. 2回目の利息はおよそ5620円です。定率方式では翌月の返済額が小さくなる分、元金充当金も小さくなり、結果として返済が長引いてしまうことになります。随時返済をして早めに完済すると良いでしょう。
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  6. 元金低率方式の場合

    元利定率方式よりもわかりやすく、元金の10%ずつに加えて利息を返済することになります。2回目の利息負担は5550円となります。

 

このシミュレーション解説の中で一番利息を払わなくて済むのが、元金定額方式だとわかりました。ただしこの解説はあくまでも試算です。カード会社によって締め日がことなるため、利用した日と締め日の違いから、同じ金額を利用していても手数料が異なる場合があります。

 

計算方法を知っていたとしても、毎回この計算をして試算するのは少し面倒な作業です。そこで、クレジットカード会社によってはリボ払いにしたときの負担を計算することができるシミュレーターを用意しているところもあります。簡単にリボ払いにするのではなく、いくら使ったら最終的にどのくらいの負担をしなくてはならないのか、しっかり計算して納得した上で利用すると良いでしょう。

 

また、人によっては金利や毎月の返済額の設定など異なっており、解説通りの結果になるとは限りません。特に負担を減らすように毎月の返済額を小さく設定している場合や、金利が高い場合、元金がなかなか減らないという問題もあります。

 

元金方式であれば確実に元金の返済をすることができますが、元利方式ではいくらが元金に充当されているのかもぱっと見でわかりません。明細を見ればどのくらいの残高が残っているのかわかりますが、自分で計算をして返済計画を立てていくことは、上手にリボ払いを利用するうえで大切なことです。

 

またクレジットカード会社のメンバーページやコールセンターへの電話で、カード利用時は一括としていた支払いも、あとからリボ払いに変更することができます。クレジットカードによってはショッピング枠よりもリボ払い設定可能枠のほうが小さくなっているものもあります。その場合希望する金額をリボ払いに変更できないこともあります。特に大きな買い物をするときは、リボ払い変更可能枠がどのくらいあるかも確認しておきましょう。

 

原則としてリボ払いは1つの買い物に対して設定しますので、大きな買い物をしたからと言って、料金の一部をリボ払いに変更することは難しいのです。リボ払いに変更すると随時返済を利用することができるようになります。

 

カード会社によってはコンビニや提携している銀行のATMから返済ができます。利用手数料がかかるものもありますので、ATM操作前に手数料の確認もしておきましょう。自社でATMを用意しているような大手のクレジットカード会社では、会社のATMを利用すれば手数料を節約できます。

 

意外なメリット・デメリット

 

リボ払いの大きなメリットは先ほどの解説でも挙げたように、毎月の返済額がほぼ一定になる点です。カード会社によってどのリボ払いの方式になっているかは違いがありますが、一括払いや分割払いと比較すれば買い物直後の負担を大きく減らすことができます。給料日まで買い物を待てなかったり、支払いをすることで一時的に生活が厳しくなってしまうような場合はリボ払いが大変便利です。

 

また、繰り上げ返済をすることによって、上手に返済をすれば思ったほど利息負担が膨らまないこともあります。随時返済はATMから返済することになりますが、ATMで支払った金額はすぐにカードの利用残高に反映されます。カードの限度額いっぱいまで使ってしまった場合でも、随時返済をすることによって再び利用することができるようになるのです。

 

口座から引き落としにしていると、データがカード会社に到着するまで数日かかることがあり、支払った分を利用することができるようになるまでに時間がかかる場合もあります。中には引き落としができたものとして扱い、当日中にカードの枠が復活する会社もあります。カードの仕組みは会社ごとにことなっているので、自分の持っているクレジットカードの限度額が、いつ復活するのかも把握しておいたほうが良いかもしれません。

 

リボ払いは上手に使えば便利な機能ですが、やはり利息負担の発生は避けることができません。毎月の返済額を大きく設定していれば元金も早めに減っていくことになります。しかしカード会社が決めている最低支払額で留めてしまっていると、30万円程度の利用でも完済まで数年間かかることもあります。もちろんその間ずっと利息負担を支払い続けなくてはなりませんので、いくら元金が減ったからと言っても支払い期間が長くなれば、それなりの高額な利息となります。

 

リボ払いの利便性から、お金を使っているという感覚を失ってしまう人もいます。リボ払いを安易に利用していると、いつまで経っても残高が減っていきません。その結果、終わらない返済に苦しんでいる人が多くおり、「悪魔のリボ払い」と言われる原因ともなっています。金銭感覚が狂ってしまわないように、現在の利用残高と完済までの期間、利息総額は把握しておくようにしたほうが良いでしょう。

 

追加で利用した金額が毎月の元金充当金よりも多くなっていると、結果として利用残高が増えることになってしまいます。リボ払いは借金のようなものですので、お金を借りて買い物をしているという感覚を忘れないようにしなくてはなりません。

 

リボ払いも先ほどの解説のように方式によっては全く負担額が異なってきます。カードの返済方式はカード会社側で決定しているものであり、ユーザーが選択することはできません。そのため、利用しているクレジットカードがどのような返済方式をとっているのか知っておくことも大切です。

 

また、キャンペーンという甘い蜜に誘われて安易に登録すると、キャンペーンでもらったポイント以上の出費をしてしまうことにもなります。リボ払いのキャンペーンを利用するのであれば、リボに登録しても早い段階で完済するようにしましょう。

 

クレジットカードのショッピング枠は、カードローンのような総量規制がありません。

 

そのため、所得が少なくてもカードをたくさん所有している人は、年収以上のショッピング限度枠を持っているということも珍しくないのです。カードは利用しなければ特に危なくなるようなことはありませんが、信用取引をするということは自分の消費活動が信用情報に記録されるということです。将来住宅ローンなど、審査が厳しいと言われるローンの契約をするとき、そうした消費活動の記録が審査に影響を与えてくる可能性もあります。

 

もちろん支払い能力以内での利用であれば問題ありませんが、度を越えた利用は控えておいたほうが良いでしょう。通常の利用履歴は2年程度信用情報上に記録されることになりますので、審査の厳しいローンを組むときは利用を控えたり、カードを解約しておくなど手を打っておいたほうが良い場合もあります。一括払いであれば影響はほとんどありません。

 

リボ払いを選んだ方が良いケース

どんなにお買い得な買い物をしようとしても、リボ払いにしていると結局利息負担を背負うことになりますので、お得な買い物ではなくなってしまいます。

 

結論から言えばリボ払いは利用しないほうが、お財布にとっては優しいでしょう。一括払いや分割払いでもクレジットカードでもらえるポイントは同じです。ただしキャンペーンによってポイントが数倍になっていることもあります。しかしそうしたキャンペーンには、カード会社が売り上げを出そうという策略があることを知っておかなくてはなりません。

 

随時返済を利用しないで毎月の返済だけで完済しようとしたとき、増額されたポイントで得をした分より、支払った利息負担のほうが大きくなります。それでもリボ払いを選んだほうが良いケースは、近い将来にまとまった収入があり、随時返済ができる見込みがある場合です。短期間のリボ払いであればそれほど大きな負担になることはありません。

 

ただし分割払いを利用したほうが金利は低くなることが多いので、どちらを選んだほうが良いかは自分の収入のある時期と、支払い期間を考えて選択しましょう。10回以上の分割払いにするケースでも、リボ払いよりも金利が低いことがあります。どちらも10回払いになるような利用方法であれば、リボ払いを選ぶ必要はないのです。

 

リボ払いはこうして考えるとあまりメリットのある支払い方法ではないと感じるかもしれませんが、カード会社から見たら優良顧客として判断されることがあります。優良顧客とは、毎月カードを利用してくれており、返済もしっかり行っている顧客のことです。カード会社ではそうした優良顧客とさらに深い付き合いをするため、よりステータスの高いカードへのインビテーションを発行することがあります。

 

一般のクレジットカードは年会費無料となっているところも多くありますが、ステータスの高いカードでは年会費が発生します。しかしインビテーションがあれば年会費がかからないものもあります。また、インビテーションが届いている時点でほぼ審査は通過していると判断して良いでしょう。

 

ステータスの高いクレジットカードでは、より手厚い保険サービス、低い金利でのリボ払いやキャッシング、空港のラウンジが使えるようになったり割引が行えたり、さらにはポイント獲得量がアップするなど、おいしい機能が備わっています。

 

リボ払いをうまく利用することによって、こうしたインビテーションが届く可能性は高くなります。クレジットカード会社に優良顧客だと判断してもらうためには、最低支払額ではなく、ある程度まとまった金額で返済をしていく必要があります。たくさん返済をしていれば、それだけ返済能力が高い人だと判断できるためです。ステータスの高いカードは維持費もかかることがありますので、何枚も持つ必要はありません。自分がこのクレジットカードは便利でお得だと思ったカードを頻繁に使うようにし、ステータスをアップしていくと良いでしょう。

 

 

ステータスの高いカードでは限度額も大幅にアップすることができるようになります。今まで現金一括で買っていたものがカード一括で買うことができるようになれば、その分ポイントを得することもできますし、カード会社としてもますます優良顧客という判断を強くするでしょう。こうしたステップアップを踏むための手数料であれば、ある程度支払っていても最終的には得をすることがあるかもしれません。

 

カード会社によって用意しているクレジットカードの種類は異なります。ただし優良顧客と危ない顧客の判断が紙一重のときもあります。特に利用残高が常に限度額近くのままになっていると、日常的にカードがないと生活ができていないと判断され、支払い能力が疑われてしまうこともあるのです。他社での利用実績もこうした判断に影響を与えますので、クレジットカードやカードローンはたくさん持つのではなく、自分の気に入っている会社を選んで深い付き合いをしていくと良いでしょう。

 

また、カードは限度額をアップするためには収入証明書の提出が必要になることもあります。収入証明書を出せば簡単に限度額がアップされることもありますので、もしたくさん利用したい人は問い合わせをしてみてもよいかもしれません。